木村英慈(以降木村)
皆様しばらくのご無沙汰でございます。木村英慈です。本日はあるパソコンソフトについての話をしたいと思います。
そのまえに、報道部が手本としたいと思うような所ができましたので紹介いたします。
こちらのリンクをご覧ください。
http://jp.youtube.com/results?search_query=...
鑑原功一郎(以降かんばら)
みなさまごきげんよう。「こんなもえいらない」かんばらこういちろうです。
吾賀武利(あが)
あがです。
月島高蔵(月島)
魔法少女総合対応研究所研究主任の
つ き じ まです。
木村
あのー今日私と一緒に番組をやりたいって言う事だそうですが、
月島
最近非常にはやっているパソコンのソフトがありまして。
木村
そのパソコンソフトとは一体何でしょうか。
月島
それが、バーチャルアイドルに歌を歌わせる事ができるというものです。その名は初音ミク。
吾賀
でもね、声優の声を切り売りしているって言う話もあるんですけどね。
月島
我々がそれを取り上げたのはある事件がきっかけでした。それではご覧ください。
http://jp.youtube.com/watch?v=t1s7r1zbyTs
木村
ありがとうございます。これは何がしたかったんでしょうか。
月島
触れ込みでは「和田アキ子の名曲を歌わせる」と言う話だったようです。
吾賀
ただ「おたくきもい」とかを再燃させたかっただけな感じでしょ。
かんぱら
その通りだね。
木村
私には何が何だかさっぱり話が見えません。
初音ミクというものをどうしたかったのか、なぜそんな放送を流すに至ったのか、と言うこともです。
月島
そうなんですよ。初音ミクというのはボーカロイド2シリーズのトップバッターで、この後に第二段、第三段と待ち構えて居ります。この秋以降に…いや冬ですね。第二段がリリースされると言う運びになっている矢先の出来事と相成ってしまいました。
木村
確かに、人気が出て話題としてネタにできるようなものであればどこでも取り上げたくなるのは事実であると思います。しかしですよ。これは「伝える」以前の問題があるように思います。
かんばら
そうですよ。これはね,冒涜って言う言葉が一番しっくりきますよ。オタク文化がどうあれね、こんなのが日本のマスメディアなのかと思うと本当に情けない。
木村
こんなの本当に冒涜ですよ。マスメディアがこういうことをしたら一般の人にはそのマスメディアの主観どおりに伝わるだけなんですね。僕もね、局長から報道部の部長を任された時には「自分の感情を絶対入れるな」「
BBCを目指せ」って言われたんですけど、よきにつけ悪きにつけ主観を入れるのがこんな事になるのをまざまざと見せつけられたような思いでした。
かんばら
最近はグーグルの画像検索でもかからないようにしているとか、操作をしてるようですよ。
吾賀
僕が最高に笑っちゃったのが、あれで、「バーチャルアイドル」って字幕で入っているのに「萌え萌えアイドル」って読んでる所。
木村
あーありましたね。アレは原稿の読み間違いなのか字幕のうち間違いでしょ。
かんばら
頭悪いんじゃないのアレ?
木村
そういう事をみんなでよってたかっても仕方がありませんので、月島さん、このソフトのうりは何でしょうか。
月島
冒頭でも申しましたが、バーチャルアイドルに歌を歌わせる事ができるのが最大のウリですが、自分で作詞作曲ができる人はそれを歌わせる事もできますし、キャラクターの方向性が提示されている分、それだけ感情移入も出来るようになっています。これはスペック外の事ですが、かわいい女の子がその依代と言ったらいいんでしょうか、その見た目にあった曲も捧げたくなるような魅力もついております。さらにある声優の声をサンプリングしているおかげでほとんど人間が歌っている、本当にレコーディングもしているかのような風なものも味わえてしまえるものなんですね。
木村
要は本当に「バーチャルアイドルをプロデュースしている」かのようなものであると
月島
そう思ってもらってもいいと思います。
木村
なるほど。しかし何がテレビ局にこんな取材をさせたんでしょうね。
かんばら
やっぱり嫌ってるんじゃないですか?こういう新しいものに。ちょっと話を外します。昔は女子高校生が流行の発端ということで散々もてはやしていたじゃないですか。所が今その女子高校生がテレビでそれほど熱心に取り上げるほどでもなくなっていた。で、見たら今度は「オタク」と言うものに目をつけたんだけど、なぜかああいう報道のされ方をしている。ネタになるかならないかなんでしょう。
公然的な暴力ですよ。